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「5歳ですが…なんでも口の中に入れるのです」 どうして?

🌟ブログ:子どもの豊かな育ちをはぐくもう〜🌟

先日、あるお母さんよりご相談がありました。
「5歳の子ですが、なんでも口に入れるのです…何か理由があるのでしょうか?」

お母さんが「何か理由があるのかな?」と思われて、お問合わせいただいた
お母さんの思いに感激&感謝です☆ありがとうございます😄

もう少し小さい年齢のお子さんは
なんでも口に入れたい時期がありますね。
飲み込んでしまいそうな物を
手の届くところに置かないように…と
気をつける時期があります。

この時期のお子さんにも
なんでもお口に入れてしまう理由があるのですが…

今回のご相談のように
5歳のお子さんが、なんでも口に入れてしまう…と
一般的には、「やめなさい!」「なんでそんなことするの!?」と
注意してしまいたくなる場面でもありますね。

ですが、そのお母さんは…
「何か理由があるのかも…?」
「どんな理由があるのかな?」
と思ってのご相談でした。

「どんなものを」「どんな時に」
お口の中に入れているのかなぁ〜?

と聞いてみると…

【どんな物を?】
*リュックについてるひも
*つながれていないコンセント
*お風呂のお湯
*ジョウロから流した水
*小さいおもちゃ
*自分の指などなど。

コンセントはドラエもんを見てる時
ひもは幼稚園の玄関で、お母さんが先生と話しをしてる時
お風呂では必ず口に入れて出したり飲んだり…
スイミングで最後の遊びの時間に
ジョウロから水を飲んでるのか、口に入れて遊んでるのかな?
とのこと。

体を動かして遊んでいる時には、
何かを口に入れることはないようでした。

なるほど〜💡

じっとしている時でも、体のどこかを動かしていたら落ち着く
ガジガジと噛むことで、集中しやすい
そういうお子さん(大人も)おられます。

私もその一人です☆
【関連記事】
 発達の凸凹:鉛筆ガリガリ・椅子ガタガタ…なぜ?
 https://riecs.net/blog/119/

そして、お風呂でブクブクするのは
私もよくやっていたなぁ〜

泡が出来たり、消えたり
泡の量をどこまで増やせるかと試したり
ブクブクした時に唇に当たる振動が面白かったり

ジョウロから水を飲むのは…
そのお子さんの「挑戦心」かもしれないな、と思いました。
ピーナツを放り投げて、口に入れる(危ない遊びでもありますが…)
そういう心境と似ているのかもしれないですね〜とお伝えしました。

もちろん、お子さんに直接聞いていないので
本当のところは分かりません。
あくまで推測なので
お子さんに聞いていただくことも良いと思います。

「なんでジョウロからお水を口に入れていたの?」など
大人が不思議に思う行動について純粋な好奇心な気持ちで、
お子さんに聞いていただくことも良いかと思います。

大人の基準では理解しにくい
子どもの行動にも
必ず理由があります♬

お子さんが不思議な行動をした時には
「何か理由がありそうだ」という視点で見ていただくと
納得できたり、関わり方が変わったりすることがあると思います☆

お子さんも、お母さんも、生きやすくいきましょう〜😄


最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
お子さんとお母さんが、元氣に、笑顔で、希望をもって活きていかれますように☆

 

 

 

 

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「お友達の作った積木を崩すんです…😢」なぜ?&どうしたら?

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 2016年12月19日(月)10:00−11:30 @てらこやカフェ専念寺さん
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「お友達が遊んでいる積木を崩すんです…」というご相談がありました。

そういう場面を見ると…
 乱暴な子
 イジワルな子
というイメージを持ってしまうかもしれません。

お子さんはみんな、
高く積んだ積木を崩したくなる時期がありますね。
最初は、積むよりも、崩す方が楽しい☆

積むよりも、崩す方が簡単♬

積木を押す と 崩れる
自分が何かをする(押す=原因) と
積木が崩れる(結果)が分かりやすい!
だから、楽しい!

ガラガラガラ〜っと
崩れていく様子だったり(視覚的な変化)
崩れていく時の音だったり
崩れた時の大人の反応だったり

お子さんによって楽しい理由は様々です。

ご相談のお子さんのこと、もう少し詳しくお話を聞いてみると
お友達が壁から数センチ離れた所にドミノのように積木を並べていたら…
そのお子さんが、壁と積み木の間を通ろうとして、積木を崩してしまうのだそうです。

もしかしたら…と思って聞いてみました。
RIE 「そのお子さんは、狭い所に入るのが好きですか?」
母  「はい、狭い所によく入りたがります」

狭い所に入りたがるお子さんも、多いと思います。
その理由もお子さんによって様々ですが…
* お母さんのお腹の中にいる感じで、落ち着く
という理由の他にも

* 狭い所に出たり入ったりすることで…
 空間にサイズ(高さ・幅・奥行き)があることを知る
 自分の体のサイズ(高さ・幅・厚み)を知る
 しかも、人間の体はデコボコしていて、幅も厚みも一定ではない

* その結果…
 自分と相手(人・物)との距離がわかるようになる
 相手となる空間(環境)と自分の体の関係がわかるようになる

そんなことを学んでいるのです。

自分の体のサイズと
相手となる空間のサイズが、
明確に分かってきたら
 この幅だと、通れるな
 この幅だと、横向きになれば、通れるな
 この机の下は、少しかがめば、くぐれるな
 この机の下は、腹ばいで通らないと、通れないな
 この高さだと、背伸びしたら、届くな
 この高さだと、椅子に乗らないと、届かないな など…
相手となる空間を見ただけで、
どうすると良いかが分かるようになります。

ご相談のお子さんは、
相手となる空間のサイズを見ただけでは、
「通れる」「通れない」が分かりにくい段階である可能性があります。
だから…実際に通ってみる。
そしたら…積木が崩れた。

決して乱暴でも、イジワルでもない。
「只今、体と空間のサイズを体験学習中😄☆」
と理解することができます。

そう理解すると…
「やめなさい!」
「どうしてそんなことするの!」
という対応では、
お子さんに伝わらないことが分かりますね。

だから言って
せっかくお友達が作った積木を崩して良い訳ではありませんね。

「只今、体と空間のサイズを体験学習中😄」のお子さんには
お友達が作った、壁と積木の隙間よりも魅力的な
 狭い所に入ったり、
 潜ったり、
 通り抜けたり
そんな遊びを、大人も一緒に楽しみたいな、と思います。

子どもは自分で遊びを見つけています☆

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もうすぐ1歳のお子さん。「只今、体と空間のサイズを体験学習中😄」
色々な所に入ったり、潜ったりしています。

大きくなればなるほど、家庭の中では物足りなくなってきます。
そして、お子さんによって「只今、〜体験学習中😄」の遊びは異なります。

そのお子さんが「今」楽しい!と思える遊びができる環境を
ご家庭でも、幼稚園・保育園(時には小学校)でも
地域で作っていけたらいいなぁ〜と思います。

お子さんは、ダンボール箱1つでも十分に楽しく遊べます♬

まずは、できる所から始めましょう〜!

※ 箱に入って見えなくなる部分もあります。
 安全管理もしっかり見てあげてくださいね☆

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
お子さんとお母さんが、元氣に、笑顔で、希望をもって活きていかれますように☆


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詳しい内容は ↓ 

https://riecs.net/news/

♪ 子育てを愉しむ おしゃべりカフェ10
 2016年12月19日(月)10:00−11:30 @てらこやカフェ専念寺さん
 https://riecs.net/news/365/

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 2017年1月17日(火)10:15−11:45 @出雲市 綾の家さん

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作業療法士&グローアップクリエ−ター 引野里絵

活動エリア:島根県東部(松江・出雲・雲南・安来・奥出雲・飯南)/鳥取県西部(米子・境港・西伯郡)/広島県尾道市

 

こんな学校あったらいいな 😄*箕面こどもの森学園:見学レポート*

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先日、大阪府箕面市にあるNPO法人が運営する学校
「箕面こどもの森学園」を見学させていただきました✨

県外からも引っ越して入学希望者があるほどの人気の学校です。
無認可の学校ですが、2015年にユネスコスクールに認定されています。
(ユネスコが推進する、持続可能な開発のための教育(ESD)を実践している学校
無認可の学校で、ユネスコスクールに認定されるのは、とってもとっても珍しいことのようです。
そして、2015年度より中学部もできて、更に受け入れの幅が広がっている学校です。

この学校、なぜこんなに注目されているのでしょう…?

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2013年に書籍が発行されたことで注目されていることもあると思いますが…
築地書館:「こんな学校あったらいいな 小さな学校の大きな挑戦」

見学させていただき、人気の理由は「教育理念とその実践」にあると思いました。
詳しい内容はこちらをご覧ください
http://kodomono-mori.com/tokushoku/tokushoku.html

基盤になっている考え方は
「子どもは自ら学ぶ意欲を持ち、自らの力で学ぶことができる」という教育観

自分で選ぶ
自分で決める
主体的に実行する

と言っても完全に自由なのではなく
大きな枠組みはあり、「必須」としている授業内容もあります。

ですが、例えば…小学部の場合
*音楽・英語は、学期毎に選択できる
 いずれも選んでも、選ばなくてもOK。それぞれ「プロジェクト」という科目との選択制
*「プロジェクト」は、自分がやりたいことをとことんやる時間
 手芸・工作など、自分の興味があることができる時間。
*体育は、内容によって、その都度選択
 

国語や算数にあたる、「ことば・かず」の時間もあり、
見学させていただいた時は、個別学習をしていました。
みんな静かに、自分が決めた目標に取り組んでいました。

例えば、ある5年生のお子さんは
「漢字は5年生」「読解は4年生」の課題をする、と選んでいました。
今日は「◉ページまでする」という学習計画も週毎に自分で立てるようです。

「宿題は基本的にないけど、希望があれば相談して内容を決める」とのことです。

自分で選ぶ
自分で決める
そして、主体的に実行する

もちろん、実行する際に、一人で難しい時は、
大人や友達の援助や協力を得ることもできます。

低学年の音楽の授業を見せていただきました。
1〜3年生まで、9名のお子さんが参加。
最初は、朝ドラの主題歌を歌ったり、クリスマスの歌を歌ったり…
中には、手拍子をしながら、リズムに合わせて踊り出す子もいます😄

でも、「静かにしなさい」とか「ちゃんと歌いましょう」という先生からの声かけは全くありません。
他の子どもたちも、踊り出した子たちを、楽しそうに見ながら、歌っています♬

自分と違う行動をする子がいても
その子の個性を尊重する

そもそも、子どもたちは、
そんな小さな違い」を気に留めていない
そんな印象を受けました。
むしろ、「違い」とすら思っていないかもしれません。

そして時間の後半は、「11ぴきのねこ」を題材にした劇の練習。

近いところで、発表の機会があるようです。
初対面の私たち見学者を前に、堂々と、楽しそうに演じていました。
むしろ、見て〜〜! どう思った?? 感想聞かせて〜!
そんな意欲とエネルギー満々でした😄

そして、何より素晴らしいなぁ〜と思ったのはテーマ学習です。
学校全体で、同じテーマに学期ごとに取り組まれるとのことですが、
1学期は「100年生きる庭づくり」(とってもとっても私好みのテーマでした笑)
畑・昆虫・動物・水辺など…
より具体的な内容毎にグループでまとめて発表するという形式。

でも、子どもによっては、自分の興味がどのグループにも属さない子もいる。
その子たちは、一人で自分が取り組みたい内容に取り組むこともOK
 ハーブの効用を調べたお子さん
 レンガの道を作ったお子さん
 虫と生態系の関連性を調べたお子さん

大きな枠組みはありながらも
子どもたちの興味関心を大事に
アウトプットの機会も大切に

自分で選び
自分で決めて
主体的に実行する

こんな学校あったらいいなぁ〜😄

でも…なかなか、そういう学校ないよね〜
作るのも難しいよね…
という声が聞こえてきそうですが

「学校」という場に関わらず

私たち大人ができることは

子どもが
自分で選び
自分で決めて
主体的に実行する

大人がそのチャンスを
意識的に探し・創り
活かしていくこと

学校は子どもの成長の場であることは間違いないですが
「家庭」も「地域」も間違いなく、子どもの成長の場♬

このブログを読んで
ピンと来た方!
今、できることから始めましょう〜😄

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
お子さんとお母さんが、元氣に、笑顔で、希望をもって活きていかれますように☆

 

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