【障子のはりかえ】は豊かな成長を育む…?
先日のブログ
”適度な力加減”が育つために大事なこと
https://riecs.net/blog/192/
を書きながら、思い出したことがあります。
子どもの頃、年末になると
父が障子の張り替えをしていました。
その時の子どもの役割は…
「ツンツン」から「ビリビリッ」と障子を破ること♪♪
普段は、「破ってはいけない」障子
大事に、ソッと扱わないといけない障子
でも、障子を張り替える時だけは
破ることがお仕事♪ 誰にも叱られません♪♪♪
ニコニコ笑ってお仕事が出来ます☆
最初は、本当に破っていいのかなぁ〜と、ちょっと気にしながら
「ツンツン」と人差し指でつつきます。
弱い力から、だんだん強くしていきます。
障子紙は意外と固いんだなぁ〜と感じた記憶があります。
そして、ある時、スポッと指が抜けます☆
「これくらいの力で破れるんだぁ〜」と知ったら
どんどん、スポスポッと穴をあけて行き、ビリビリッと破り始めます。
障子を破ってみたい、日頃の好奇心が満たされ
障子紙の強さやザラザラ・ツルツル感を知り
「このくらいの力で破れるんだぁ〜」と自分の力の加減を知ることが出来る♪
私は不器用で、感覚の違いを感じにくいタイプの子どもだったと思います。
なので、1年に1回でも
こういう経験をさてもらってきたことが
とっても貴重だったなぁ〜と、思います。
「障子を張り替える」という作業は
私たちの暮らしの中から失われつつありますが
子どもの発達を促すエッセンスが詰め込まれています☆
力の加減を知る他にも…
どのような、道具を使うと上手に貼る事が出来るのか
どうすると、効率よく、ピンッと紙を貼る事が出来るのか
どのような、段取りで行うと、上手くできるのか
実際には大人が行う作業でも
一緒に遊びながらお手伝いできる環境の中で
子どもは、大人のしていることを見ています
それが、生きる智慧・生きる力にも繋がって行きます
暮らしの中の何気ない作業に
子どもの発達を促すエッセンス満天☆
子どもは日々の暮らしの中で育っていく
そのことを実感する日々です。
今年は、家族で障子の張り替えにチャレンジ!も楽しいかもしれませんね☆
(個人的には、夏〜秋のうちに、張り替えた方が楽な氣がします♪♪ )
最後まで読んでいただき手ありがとうございました。
お子さんとお母さんが、元氣に、笑顔で、希望を持って生きて行かれますように♪
│更新日:2016年10月07日│