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「文字を見ると吐き気がする!!」〜 その背景にあるものとは・・・

『スッキリしたーーー❗️
『今まで、誰にも言えなかったことが言えた❗️
by 読み書きが苦手な小学校5年生さん

 

「文字を見ると吐き気がする」
「文章を書きたくない」 などなど
お子さんは、これまで多くの訴えてはしてきたけれど…

大人側は「頑張ればできる!」というよくある対応になってしまい…

双方の歯車がずれている状況に…

保護者の方が、何かしてあげられることはないかと相談に来られ
お話を伺う中で、文字の見え方に特徴があるかもしれない、と感じ
2回目はお子さんとお会いする事に。

持ちやすい、書きやすい鉛筆探し
見やすい、使いやすい定規探し
見やすい、書きやすいノート探し

 

その後、数冊持ってきてくれていた本や教科書の中から
縦書き、横書き
文字の大きさ、フォント
紙の色、質 など 
読みやすい、読みにくい、を聞いていくと…

そのお子さんは、自分の言葉でちゃんと答えてくれる

真っ白い紙で
横書きが1番読みやすい
でも、文字が一気に目に入ってきてどこを読んでいるか分からなくなる
けれど、好きな物語の本だと大丈夫!

こんなふうに語れるのは、すごい❣️

それならば、読みやすい工夫をしよう!
と、いくつかポイントを話し合い終了

そして、帰りの車に乗った瞬間に
『スッキリしたーーー❗️
『今まで、誰にも言えなかったことが言えた❗️
と言っていた、と保護者さんからメッセージいただきました😊

見え方、感じ方は、
誰かと比べることができないし、
相手の状況を知ることも難しい

でも、お子さんの言葉は、
そのお子さんにとっての正論であることが多い

精神論で解決するのではなく、
そのお子さんの見え方、感じ方に目を向けてくださる学校の先生方も増えてきた

更に一歩進めて、
「そのお子さんに聞いて、一緒に考える」というプロセスが一般的になればいいなぁ〜

 

子どもに聞いてみよう!

子どもは語ってくれる!

子どもを信じて!

日々の暮らしに成長のエッセンスを!
自然と共に生きよう!
 

 

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