事例紹介

『自転車に乗れるようになり、友達と遊びに行きたい』

中学校2年生/男の子

自転車に乗る事が難しい原因を探った結果、特にバランスを取る事が難しいことが分かる。
日常生活の中で出来そうな、バランスアップのプログラムを提供する
定期的に経過確認およびプログラム内容の検討、実際に自転車に乗る練習を行う。
自身でも公道や坂道の運転に少しずつ挑戦した結果、自由に自転車に乗る事が出来るようになった。

『リコーダーが上手く吹けないから、音楽に行きたくない!』

小学校4年生/男の子

リコーダーの使い方を分析:「高いド」を出すために、後ろの穴を半分あけることが難しかった。また、低い音(ドレミ)では、穴を塞ぎきることが難しいため、音が安定して出なかった。
今出来る指使いで、適切な音が出るようリコーダーに細工をする & 指を楽に動かす方法を伝えた。
児が「できるかも!」「できそう!」と感じ、自ずから練習したり、音楽がイヤではなくなった。

お母さんの思い『お友達と上手に関わって欲しい』『言葉を適切に使って欲しい』

6歳/女の子

例えば、お店で走っている子を見ると、知らない子にも「走ったらダメ!」と指摘したり、友達や家族にきつい言葉を言ったりする。友達と遊んでいても、怒って帰ってくることがよくある。大人の視点では、気分を害する場面ではないように思うが、何かしら気分を害するようで、怒ることが多い。

  • ▶︎具体的な状況と、その時のお母さんの対応方法を確認
  • ▶︎保育園での様子や兄弟と遊ぶ様子を観察し、子ども同士の関わり方やお子さんの個性を確認
  • ▶︎日々の暮らし・子育ての中で、お母さんが出来そうなこと話し合った結果、「お母さんは話を聴いてくれる」という親子の関係性の基礎作りに重点を置くことに。
  • ▶︎お母さんは、児の思い・感情を受け入れ、なぜ怒ったのかなど、落ち着いた時に具体的に話を聴いてくれた。
  • ▶︎お母さんのから取組んだ結果をいただき、新たな課題が生じたら対応方法を話し合った。
  • ▶︎お子さんとは一緒に遊びながら、自分の思いを伝えたり、相手の思いを受け止める経験を重ねた。
  • ▶︎その様子を保育園の先生にも伝え、保育園での様子も確認した。保育園でも、キラキラ言葉を使うなど、絵本を使ったり、クラスのルールとして皆で取り組んだり、家庭とも共有してくださった。
  • ▶︎その結果、お母さんが、お子さんの状況を客観的に見て親子で話し合ったり、課題に対してお母さんが具体的な解決方法を考え、取り組んでいかれるようになった。

  • 子育て相談・発達相談
  • 子どもの個性を活かした集団づくりの協働的コンサルテーション
  • 「知ると楽になる!」子どもの育ちの勉強会
  • 生きる力・智慧を育むプロジェクト(畑・火・食を中心に)