「じっとすることが苦手」「椅子に座ることが難しい」お子さんのこと
「じっとすることが苦手」「椅子に座ることが難しい」「いっぱい動きたい!!」お子さんのお母さん&先生へ
お子さんは、お母さんや先生の
言うことを聞きたくないわけでも、
困らせたくて、動いているわけでもありません☆
「生理的多動」という言葉を聞いたことがありますか?
子どもは成長の過程の中で、じっとしていない、バタバタと非常に元氣に動き回る時期があります。
2〜3歳頃のことを言います。
本来、子どもは好奇心旺盛です。
特に、2〜3歳は歩いたり走ったりすることが自由に出来るようになり、動くこと自体が楽しかったり、
高いところに登って高さを知ったり、より広く世界を知りたいと思って動き回る時期です。
年齢があがるにつれて、少しずつ落ち着いてきますが、
それでも、まだまだ動きたい!と、脳が求めている場合があります。
そういうお子さんは、同年齢のお子さんに比べて、
たくさん動くことで落ちついたり、スッキリしたり、
動いている時の方が、じっとしている時よりも、先生の言っていることが理解しやすかったり、
感覚的な刺激に対して敏感に反応するお子さんも、じっとしていることが苦手な場合があります。
椅子に座った姿勢を保ち続けるだけの体の準備が出来ていない場合もあります。
私は今でもそうですが…
これからどのような活動をするのか、よく分からないから、興味を示さない場合や、
活動そのものに興味がない場合も、じっとしていることは難しいです。
じっとしていないのには、そのお子さんなりの理由があります
お母さんや先生の言うことを聞かないわけでも、
お母さんや先生を困らせたいわけでもありません。
□動くことでスッキリしているのかな?
□動いているけど、実は話を聞いているのでは??
□もしかして、感覚刺激に敏感なのかな?
▶︎関連記事:「感覚刺激に敏感」…どういうこと?
https://riecs.net/blog/140/
□椅子に座るための、体の準備ができていないのかも…
▶︎関連記事:椅子に座って作業するための『からだ』を育てよう!
https://riecs.net/blog/132/
□これからすることが、上手く伝わっているかな?
□この活動に興味があるかな?
どうして動いているのかなぁ〜とちょっと考えてみていただけると嬉しいです☆
│更新日:2016年09月03日│