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【ご報告】児童生徒一人ひとりを大事にするために…@出雲市教育研修会

【研修会開催のお知らせ】

 ◉テーマ
「どうしたらいい? 配慮が必要な子どもとの関わり~感覚統合とチャイルドスペースの視点から~」

◉ 詳細はこちら http://kokucheese.com/event/index/475868/

◉申込期間:7月15日~8月15日

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出雲市教育研究会の皆様より、研修のご依頼をいただきました。
出雲市内の、小中学校の先生方40名以上の方がご参加くださいました。

いただいたテーマは…
「子どもたち一人ひとりを大事にするために」

このように考えていてくださる先生方の存在に感謝しながら

何を話そうかなぁ〜と熱心な先生方の思いに、思いを馳せながら資料作成
楽しいけれど、時間がかかる作業です…笑

今回は「子どもの視点」で考えてみよう!と少し焦点を絞り
子どもの視点で考えるポイントをお伝えさせていただきました。

例えば…

環境や、やっていること(作業)が変わると

その子の性格、特徴、能力は変わらなくても

行動・態度・パフォーマンスは変わる!!!

という前提をお話しさせていただき…

各論的に…

学習に向かいにくいお子さん
集中しにくいお子さん
学習の意欲が低いお子さん
姿勢が悪いお子さん
友達との交流が上手にできないお子さん

についてお話ししました。

それぞれのお子さんの行動には必ず理由がある!

ということで、全てのお子さんに当てはまる答えはないのですが…

例えば…学習については
1)子ども自身の特徴や能力
2)子どもがいる環境(空間・人・道具など)
3)している学習の内容・難易度

これら3つの相互作用の視点で見てみると
お子さんの行動の理解しやすかったり
お子さんへのサポートの糸口を見つけやすかったりします。

「姿勢の悪いお子さん」のコーナーでは

私の長年の疑問でもあった
「椅子の上で正座すると怒られるのはなぜ??」
という質問をさせていただき、会場の先生が答えてくださいました。

一番印象的だったのは

「正座をしなさい」と先生が子どもに言うと、「体罰」として捉えられるのだそうです。

正確には…
先生の指示によって、子どもが行なった行為が
本人の肉体的精神的な苦痛になったり
動きを封じられたりする恐れが正座にはある 
と言うことらしいです。

子どもの頃、親に怒られる時に「正座しなさい!」と言われていたけれど…
そういう日本文化にも由来しているのかもしれませんね。

子どもが自分から正座をするのは良いように思うのですが…
そう簡単にいかないのが、現代なのですね…

先生方も氣を配りながら
子どもさんたちに接しておられるのだなぁ、と思います。

その他…正座に対する意見として…

席位置によっては、他の子どもの邪魔になる
グラッとして転んだ時が危ないなどのご意見もありました。

こちらも、なるほど〜でした。

でも、先生によっては、特に注意はしない、という先生もいらっしゃいました。

子どもの授業中の姿勢に関する価値観と信念は
本当に先生方によって多様だなぁ〜と感じた次第です。

 

【アンケートより】
*2学期以降に活かせそうなことがたくさんありました
*友達との交流が上手くできない子・姿勢が悪い子への理解と関わりの例について、担任をしている子を思いながら、納得することが多くありました。
*「理解者」の一人になりたい、と思いました。
*まず、理解することが大事だな、と思いました。
*しっかりと子どもの話を聞くと、その子にとっても自己理解につながるだけではなく、「自分のことを理解しようとしてくれている」という自己有用感が持てる事に気付かせてもらった
*進路保障、子どもの人権、という意味でもとても価値のある研修でした。
*人・環境・作業の相互作用で子どもの見せる姿が多様に変化する事・その子の背景を整理すると見えてくるものがある事などの視点でケース会議などで行うと良いと思った。
などなど…
多数ご意見をいただきました。

熱心な先生方との時間は何よりも充実しております。

ありがとうございます!

 

 

出雲市の北側にある「北山」
出雲大社から、松江の美保神社までつながる山々
小さい頃から大好きな風景と共に
講師をさせていただいたことに、感謝です。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました♬

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RICS  (Rie Child Support)  引野里絵(作業療法士&グローアップクリエーター

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