野球セラピー???……不登校と鬱が解消したワケ
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午後だけ相談カフェday@てらこやカフェ専念寺さん
10月31日(火曜日)13:15〜17:40
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最初にお断りさせてください。
不登校や鬱のお子さんに、野球がいいよ〜というお話ではありません!!!
さてさて、本題です…
10年以上前に出会ったお子さん
当時、小学校の高学年
「不登校・鬱・発達障害」と診断(?)のあるお子さんでした。
小学校高学年で鬱???
最初は少しびっくりした記憶があります。
実際にお会いすると、少し大柄の優しそうな、おっとりした男の子。
お子さんに、やってみたいことある?と聞くと
「野球がやりたい!!!」とのこと
お母さんにお話を伺うと…
「とにかく、学校に行って欲しい。今は学校に行ったら500円のお小遣いをあげている」とのこと
お母さんのお気持ちも分かるのですが…
この時点で、お子さんの気持ちと、お母さんの気持ちがずれていることは明白ですね
そして、学校に行ったらお小遣い…という仕組み
学校に行くことの対価がお金
つまり、学校に行くことの評価がお金
逆に考えると…学校に行かないと、評価されないことになる
お母さんが、お子さんのことを思って必死に考えられた末での策だと思います。
なので、お母さんを否定したり、批判したりすることはできません。
ですが、お子さんの立場になってみると
毎朝、学校に行く・行かないを暗に評価されている・自分でも評価している状況が想像され…
「鬱になるかもなぁ〜」と正直思いました。
なので、初対面でしたが、お母さんに
学校に行くことの対価をお金にするのはやめましょう
お金のために学校に行ったとしても、お子さんは楽しめないし、自主的な学びにはならない
ということをお伝えしたように記憶しています。
お母さんは、すぐに「そうですよね!」とご理解くださり
翌日から、学校に行く=お小遣いの仕組みは廃止となりました。
そして、私とは…
お子さんが「やりたい!」と言った野球をしました。
お子さん・お母さん・私の3人で。
3人でも、ちゃんと野球はできます(笑)
お子さんは、投げたり、打ったりはそんなに上手ではないけれど
バッターの時は、打っては走り、打っては走り…得点を重ね
ピッチャーの時は、コントロールを気にしながら、
キャッチャー役のお母さんの構えるところに向けて投げる!
私も、投げたり、打ったりが上手ではないので、
なんとも言えない3人野球が繰り広げられていました。
週1回お会いしていたのですが…
やることは…とにかく野球をすること
そんなことを数回繰り返していると…
自然と学校に行く日が増えていました。
そして…「他にもやりたいことある?」と聞いてみたところ…
「自転車に乗ってサイクリングに行きたい!」とのこと
そして、すでにお父さんと一緒にサイクリングの計画も立てておられました♬
その後の受診で、ドクターと相談され、私との作業療法は無事に卒業!となりました。
このエピソードは、読んでくださった方それぞれに、ご感想があると思います。
私自身が、このお子さんから学んだことは…
「やってみたい!」「やりたい!」を実現することは、生きる力になる!!!
この1点につきます ^ – ^
不登校や鬱のお子さんに限らず…
全てのお子さん(大人)にとって
「やりたい!」を少しでも実現できる日常でありますように
常に、出会いから学びをいただき、感謝です。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました♬
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RICS (Rie Child Support) 引野里絵(作業療法士&グローアップクリエーター )
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│更新日:2017年09月08日│