RICSブログ

生まれてすぐに大事にしていることとは…? 〜北欧視察 〜bObles社@デンマーク

生き方の正中線を育む!

2019年10月

デンマーク、フィンランド、スウェーデンを旅して感じたのが、⬆︎のテーマ(生き方の正中線を育む)。

 

初回は、旅のきっかけであり、目的であった、bObles(ボブルス)社への訪問報告を〜〜

 

ボブルスさんは、屋内でも楽しく体を動かせるオモチャ家具を開発・製造されている会社です

北欧らしく、室内に置きたくなるような、可愛いデザインも特徴です⬇︎

 

⬇︎「ボブルスの木」

ボブルス社が考える、子どもの発達に必要なこと

根っこから、順に育っていきます。

根っこ=胎児期

 ➡︎ お母さんと一緒に、楽しく体を動かそう!

幹=生まれてから

1)パーソナルの発達

2)認知の発達

3)社会性の発達

と続きます。

 

胎児期から、発達は始まっている!

これは、よく言われていることですね。

この時期に、お母さんと一緒に、体を動かすことを楽しむ体験をすることが

生まれてからの発達の土台になる。

 

そして、私たちが、衝撃的だったのは、、、!!!

1)パーソナルの発達

まず、パーソナルの発達ってなに???

と???がいっぱい

 

ボブルスさん曰く、

パーソナル=自分自身を知ること

生まれてすぐに、「自分自身を知る」とは・・・

すごく壮大なテーマなように感じましたが

要は「自分の気持ちを大事にしていくこと」

快・不快

好き・嫌い

そんな自分の感情にフタをせずに、気づいて、大事にしていくこと

 

それを聞いて

はぁ〜〜〜〜〜ってなりました(笑)

 

感情には、ポジティブな感情も、ネガティブな感情もあるけれど

この感情は「いい」「悪い」ではなく

あなたは今、こういう気持ち・感情なんだね

と一旦引き受けていく関わり

 

人種が入り混じる中で、国を超えて交流が盛んで、個人主義的なヨーロッパらしい考え方、という見方もありますが

感情を表現することが苦手な日本人にとっては、ハッとさせられる内容でした。

もちろん、「我慢しなさい!」も大事だけれど

まずは、その根っこにある感情を表現して、一旦引き受けてもらい、大事にした上で、

我慢したり、譲ったり、という次の行動が生まれるのだと思いました。

 

⬆︎社内の一角
〜登れるロープが吊り下げてあったり(職員さんが、好きな時にロープ登りをするらしい!)

 
〜二段ベッドのような作りで、ハンモックがあったり、デスクがあったり

 それぞれ、好きな場所で、好きなようにお仕事をできるスタイル!

 

⬆︎このテーブルと椅子、以前はランチタイムをみんなで食べていた場所らしいです
(今は、同じ敷地の会社さん共有のビュッフェスタイルのランチルームがありました)

この椅子、ただの円柱状の椅子ではなく・・・

実は、底面が軽くカーブしていて、ユラユラと揺れるのです♪( ´▽`)

社長のボレッテさんは「体を動かしていた方が、いいアイディアも浮かぶし!」と、
子どもだけではなく、大人(会社)にも体を動かすことが有効だと実感し、職場にも取り入れておられました!

 

⬇︎私も同じ考えをしていたので、
社長のボレッテさんのご意見に大賛成で
英語はよくわからないながらも、おっしゃっていることがスーッと入ってきました。

どうしてお勉強は「ちゃんと」座ってすると良いの…???

 

ボブルス社は、デンマークの首都コペンハーゲンの郊外にあります
タクシーで30分くらい(だったかな…)

サッカー場が何面ある?? 
というくらいの広い芝生エリアが広がっていました。

 
ボブルス社の入口

駐車場には、ボブルス社のおもちゃ家具を模った車たち
この車に、おもちゃ家具を詰め込んで、国内を巡って
様々な地方で、体を楽しく動かす体験企画=タンブリングタイムを行なっておられます

 

ボブルス社の社屋

ミーティングルームの椅子と机も、ボブルス社の家具が組み合わされて…
おしゃれで、機能的でした!

 

今回の旅のチャンスをくださり
一緒に旅をした一般社団法人 チカクさん

ありがとうございました♫

⬇︎チカクさんは、革新的で、社会の発展に必要な取り組みをいち早くされています!

http://www.ekinotikaku.com

http://www.mamapalette.kokage.cc

 

 

ボブルス社の紹介

https://shop.bobles.dk

https://playscape.bornelund.co.jp/shop/pages/bobles_detail.aspx

https://ec.bornelund.co.jp/shop/pages/column_maker_bobles.aspx

 

 

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Rie Child Support がお手伝いできること

 ◉子どものより良い育ち・発達に関する相談(個別相談)

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◉子どもを見る視点、関わり、発達等に関する研修・講座

◉生きる力を育むプログラム

お問合せ ➡︎ https://riecs.net/contact/

 

ピーピーマメが吹けるまで〜〜5歳さんの挑戦♫

ある日の畑で

ピーピーマメを吹き鳴らす子どもたち

小学生は簡単に鳴らせる!

 

5歳さんは…鳴らしたいけど、鳴らない・・・

どうやってするの????

 

rics)どやったら鳴るかな〜〜〜???

 

「短くして〜〜」と、長さを変えてみたり

口の中に入れる幅を変えてみたり

口の形を変えてみたり

吹く力を変えてみたり

鳴らしているお兄ちゃん、お姉ちゃんに、聞いてみたり

様々に試行錯誤♫

 

そして!!!!

吹けた!!!!!!

 

この間、おそらく数分 (5分以内)

 

あぁしてみよう!

こうしてみよう!

様々に、考えて、行動して、の繰り返し

私はこんな風に試行錯誤できるだろうか……??(笑)

 

 

 

大人は、ただただ見守るだけ(笑)

子どもたちは、自分で解決する力を持っている!!

 

子どもたちの

やりたい!!

やってみよう!!は

試行錯誤の原動力(^。^)

 

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どうしてお勉強は「ちゃんと」座ってすると良いの…???

もちろん、全てのお子さんに適しているわけではないと思います

が、私が出会ってきた多くのお子さんには、ピタッとくることが多いので、ご紹介♫

 

松江市内の小中学校は、2020.05.25〜通常の登校が始まりました。

小学校1年生でもいきなり、5時間授業!!   Σ(・□・;)

確かに、昨年度までは、この時期に5時間授業は当たり前ですが

何せ、長い長い春休みが明けて、初めての学校生活で、

いきなり5時間授業!!

これは、子どもたちも大変だし、きっと先生方も大変でしょう🙏

 

もしかしたら、学校やご家庭では、お勉強する時に

「姿勢をちゃんとしなさい!!」と言っておられるかもしれませんね。

特に午後の5-6時間目・・・ や、宿題の時に・・・

 

ですが!!!

お勉強は「ちゃんと」姿勢を正して、座ってするもの・・・???

なのでしょうか??

 

⬇︎ある日のお勉強風景(年長さんですが…ちょっとした待ち時間にお勉強中)

幼稚園が終わって、午後の時間

床に座ってお勉強すると…

姿勢が崩れたり、集中しにくかったり…

 

なので、

ちょっとだけ揺れて

バランスをとれるものをイスがわりに(^ ^)

少しだけユラユラ揺れながら〜〜静かにお勉強をしていました!!

↑写真のお子さんが座っているのは、ボブルス社の商品「ドーナツ」 ⇨https://ec.bornelund.co.jp/shop/pages/campaign_bobles7.aspx

が、ボブルス社さんのはちょっとお高いので…笑

 

⬇︎例えば、こんな健康グッズも使えますよ〜〜

  

⬆︎読み書きがちょっと苦手で、姿勢もあまり良くなくて、、、のお子さんでしたが

ちょっとした姿勢の工夫をすることで、姿勢も良くなり、学習に向かいやすくなりました!

今では、グッズがなくても大丈夫です♫

 

⬇︎こんな姿勢でお勉強するお子さんも…(笑)

この姿勢、お行儀が悪い!!と言われたら、その通りです。

決してオススメできる姿勢ではありません。。。

きちんとした姿勢でお勉強したりご飯を食べたりするのが、日本的な美しさでもあります。

 

そして本来は、小学校入学までに椅子に座って、40-50分間×5-6時間 

座った姿勢を保ちながら、考えたり、書いたり、読んだり、聞いたり、することができるように育っているはず!

 

なのですが、、、様々な背景により、現在はお子さんたちの体はゆっくり発達しているようです。

 

極端かもしれませんが

子どもの姿勢を正すことを優先する?

意欲的に、興味を持って、学習することを優先する?

この二択だとしたら…

あなたはどちらを選びますか??

 

正しい姿勢をとることは大事です。

それにより、読み書きが正しくできる可能性もある!

でも、お子さんが、自分だけで正しい姿勢をとることが難しい時は…

何かしらのグッズを使ったり、意欲を優先する、という選択肢があるということ

心の何処かに留めていただけたら幸いです!

 

ということで、

どうして、ユラユラ揺れると良いのか?

姿勢を保てるようになるにはどうしたら良いのか?

以前のブログ⬇︎もご参照ください!

椅子に座って作業するための『からだ』を育てよう!

「じっとすることが苦手」「椅子に座ることが難しい」お子さんのこと

 

そして、最近話題になっている北欧の教育スタイルにも「姿勢」「体の発達」について興味深い情報があります。

フィンランド:イスから自由になれば子どもは伸びる 
 https://dual.nikkei.com/atcl/column/17/1111180/102400001/

 

ということで、現時点での結論!!

お勉強は、ちゃんと座ってしなくても良い!!!

でも、その子に必要な育ちは確実に育みながら♫

 

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