「お友達の作った積木を崩すんです…😢」なぜ?&どうしたら?
🌟お知らせ🌟
♪ 子育てを愉しむ おしゃべりカフェ10
2016年12月19日(月)10:00−11:30 @てらこやカフェ専念寺さん
https://riecs.net/news/365/
🌟ブログ:子どもの豊かな育ちをはぐくもう!🌟
「お友達が遊んでいる積木を崩すんです…」というご相談がありました。
そういう場面を見ると…
乱暴な子
イジワルな子
というイメージを持ってしまうかもしれません。
お子さんはみんな、
高く積んだ積木を崩したくなる時期がありますね。
最初は、積むよりも、崩す方が楽しい☆
積むよりも、崩す方が簡単♬
積木を押す と 崩れる
自分が何かをする(押す=原因) と
積木が崩れる(結果)が分かりやすい!
だから、楽しい!
ガラガラガラ〜っと
崩れていく様子だったり(視覚的な変化)
崩れていく時の音だったり
崩れた時の大人の反応だったり
お子さんによって楽しい理由は様々です。
ご相談のお子さんのこと、もう少し詳しくお話を聞いてみると
お友達が壁から数センチ離れた所にドミノのように積木を並べていたら…
そのお子さんが、壁と積み木の間を通ろうとして、積木を崩してしまうのだそうです。
もしかしたら…と思って聞いてみました。
RIE 「そのお子さんは、狭い所に入るのが好きですか?」
母 「はい、狭い所によく入りたがります」
狭い所に入りたがるお子さんも、多いと思います。
その理由もお子さんによって様々ですが…
* お母さんのお腹の中にいる感じで、落ち着く
という理由の他にも
* 狭い所に出たり入ったりすることで…
空間にサイズ(高さ・幅・奥行き)があることを知る
自分の体のサイズ(高さ・幅・厚み)を知る
しかも、人間の体はデコボコしていて、幅も厚みも一定ではない♬
* その結果…
自分と相手(人・物)との距離がわかるようになる
相手となる空間(環境)と自分の体の関係がわかるようになる
そんなことを学んでいるのです。
自分の体のサイズと
相手となる空間のサイズが、
明確に分かってきたら
この幅だと、通れるな
この幅だと、横向きになれば、通れるな
この机の下は、少しかがめば、くぐれるな
この机の下は、腹ばいで通らないと、通れないな
この高さだと、背伸びしたら、届くな
この高さだと、椅子に乗らないと、届かないな など…
相手となる空間を見ただけで、
どうすると良いかが分かるようになります。
ご相談のお子さんは、
相手となる空間のサイズを見ただけでは、
「通れる」「通れない」が分かりにくい段階である可能性があります。
だから…実際に通ってみる。
そしたら…積木が崩れた。
決して乱暴でも、イジワルでもない。
「只今、体と空間のサイズを体験学習中😄☆」
と理解することができます。
そう理解すると…
「やめなさい!」
「どうしてそんなことするの!」
という対応では、
お子さんに伝わらないことが分かりますね。
だから言って
せっかくお友達が作った積木を崩して良い訳ではありませんね。
「只今、体と空間のサイズを体験学習中😄」のお子さんには
お友達が作った、壁と積木の隙間よりも魅力的な
狭い所に入ったり、
潜ったり、
通り抜けたり
そんな遊びを、大人も一緒に楽しみたいな、と思います。
子どもは自分で遊びを見つけています☆
もうすぐ1歳のお子さん。「只今、体と空間のサイズを体験学習中😄」
色々な所に入ったり、潜ったりしています。
大きくなればなるほど、家庭の中では物足りなくなってきます。
そして、お子さんによって「只今、〜体験学習中😄」の遊びは異なります。
そのお子さんが「今」楽しい!と思える遊びができる環境を
ご家庭でも、幼稚園・保育園(時には小学校)でも
地域で作っていけたらいいなぁ〜と思います。
お子さんは、ダンボール箱1つでも十分に楽しく遊べます♬
まずは、できる所から始めましょう〜!
※ 箱に入って見えなくなる部分もあります。
安全管理もしっかり見てあげてくださいね☆
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
お子さんとお母さんが、元氣に、笑顔で、希望をもって活きていかれますように☆
☆RICSからのお知らせ☆ 詳しい内容は ↓
♪ 子育てを愉しむ おしゃべりカフェ10
2016年12月19日(月)10:00−11:30 @てらこやカフェ専念寺さん
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♪ 特別企画あり♬ 子育てを愉しむ おしゃべりカフェ11
2017年1月17日(火)10:15−11:45 @出雲市 綾の家さん
Rie Child Support
作業療法士&グローアップクリエ−ター 引野里絵
活動エリア:島根県東部(松江・出雲・雲南・安来・奥出雲・飯南)/鳥取県西部(米子・境港・西伯郡)/広島県尾道市
│更新日:2016年12月10日│
こんな学校あったらいいな 😄*箕面こどもの森学園:見学レポート*
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♪ 子育てを愉しむ おしゃべりカフェ10
2016年12月19日(月)10:00−11:30 @てらこやカフェ専念寺さん
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🌟ブログ:子どもの豊かな育ちをはぐくもう!🌟
先日、大阪府箕面市にあるNPO法人が運営する学校
「箕面こどもの森学園」を見学させていただきました✨
県外からも引っ越して入学希望者があるほどの人気の学校です。
無認可の学校ですが、2015年にユネスコスクールに認定されています。
(ユネスコが推進する、持続可能な開発のための教育(ESD)を実践している学校)
無認可の学校で、ユネスコスクールに認定されるのは、とってもとっても珍しいことのようです。
そして、2015年度より中学部もできて、更に受け入れの幅が広がっている学校です。
この学校、なぜこんなに注目されているのでしょう…?
2013年に書籍が発行されたことで注目されていることもあると思いますが…
(築地書館:「こんな学校あったらいいな 小さな学校の大きな挑戦」)
見学させていただき、人気の理由は「教育理念とその実践」にあると思いました。
詳しい内容はこちらをご覧ください
http://kodomono-mori.com/tokushoku/tokushoku.html
基盤になっている考え方は
「子どもは自ら学ぶ意欲を持ち、自らの力で学ぶことができる」という教育観
自分で選ぶ
自分で決める
主体的に実行する
と言っても完全に自由なのではなく
大きな枠組みはあり、「必須」としている授業内容もあります。
ですが、例えば…小学部の場合
*音楽・英語は、学期毎に選択できる
いずれも選んでも、選ばなくてもOK。それぞれ「プロジェクト」という科目との選択制
*「プロジェクト」は、自分がやりたいことをとことんやる時間
手芸・工作など、自分の興味があることができる時間。
*体育は、内容によって、その都度選択
国語や算数にあたる、「ことば・かず」の時間もあり、
見学させていただいた時は、個別学習をしていました。
みんな静かに、自分が決めた目標に取り組んでいました。
例えば、ある5年生のお子さんは
「漢字は5年生」「読解は4年生」の課題をする、と選んでいました。
今日は「◉ページまでする」という学習計画も週毎に自分で立てるようです。
「宿題は基本的にないけど、希望があれば相談して内容を決める」とのことです。
自分で選ぶ
自分で決める
そして、主体的に実行する
もちろん、実行する際に、一人で難しい時は、
大人や友達の援助や協力を得ることもできます。
低学年の音楽の授業を見せていただきました。
1〜3年生まで、9名のお子さんが参加。
最初は、朝ドラの主題歌を歌ったり、クリスマスの歌を歌ったり…
中には、手拍子をしながら、リズムに合わせて踊り出す子もいます😄
でも、「静かにしなさい」とか「ちゃんと歌いましょう」という先生からの声かけは全くありません。
他の子どもたちも、踊り出した子たちを、楽しそうに見ながら、歌っています♬
自分と違う行動をする子がいても
その子の個性を尊重する
そもそも、子どもたちは、
そんな「小さな違い」を気に留めていない
そんな印象を受けました。
むしろ、「違い」とすら思っていないかもしれません。
そして時間の後半は、「11ぴきのねこ」を題材にした劇の練習。
近いところで、発表の機会があるようです。
初対面の私たち見学者を前に、堂々と、楽しそうに演じていました。
むしろ、見て〜〜! どう思った?? 感想聞かせて〜!
そんな意欲とエネルギー満々でした😄
そして、何より素晴らしいなぁ〜と思ったのはテーマ学習です。
学校全体で、同じテーマに学期ごとに取り組まれるとのことですが、
1学期は「100年生きる庭づくり」(とってもとっても私好みのテーマでした笑)
畑・昆虫・動物・水辺など…
より具体的な内容毎にグループでまとめて発表するという形式。
でも、子どもによっては、自分の興味がどのグループにも属さない子もいる。
その子たちは、一人で自分が取り組みたい内容に取り組むこともOK。
ハーブの効用を調べたお子さん
レンガの道を作ったお子さん
虫と生態系の関連性を調べたお子さん
大きな枠組みはありながらも
子どもたちの興味関心を大事に
アウトプットの機会も大切に
自分で選び
自分で決めて
主体的に実行する
こんな学校あったらいいなぁ〜😄
でも…なかなか、そういう学校ないよね〜
作るのも難しいよね…
という声が聞こえてきそうですが
「学校」という場に関わらず
私たち大人ができることは
子どもが
自分で選び
自分で決めて
主体的に実行する
大人がそのチャンスを
意識的に探し・創り
活かしていくこと
学校は子どもの成長の場であることは間違いないですが
「家庭」も「地域」も間違いなく、子どもの成長の場♬
このブログを読んで
ピンと来た方!
今、できることから始めましょう〜😄
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
お子さんとお母さんが、元氣に、笑顔で、希望をもって活きていかれますように☆
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♪ 子育てを愉しむ おしゃべりカフェ10
2016年12月19日(月)10:00−11:30 @てらこやカフェ専念寺さん
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♪ 特別企画あり♬ 子育てを愉しむ おしゃべりカフェ11
2017年1月17日(火)10:15−11:45 @出雲市 綾の家さん
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作業療法士&グローアップクリエ−ター 引野里絵
活動エリア:島根県東部(松江・出雲・雲南・安来・奥出雲・飯南)/鳥取県西部(米子・境港・西伯郡)/広島県尾道市
│更新日:2016年12月04日│
より豊かな発達のために♪:ハイハイをしましたか?
☆RICSからのお知らせ☆ 詳しい内容は ↓
♪子育てを愉しむ おしゃべりカフェ9
おかげさまで…残席3名様です♬
対象のお子さんの年齢を変更しました‼︎
*おしゃべりカフェ :1歳半〜小学校6年生
*ひとこと相談カフェ:何歳でもOK!
誰かに相談したいけど、誰に相談して良いか分からないお母さんへ
◽️イヤイヤ期どうしよう?
◽️子育てに疲れてしまった…自信がない…
◽️育てにくさを感じている
◽️発達が気になっている
◽️落ち着かない・集中しにくい
◽️読んだり・書いたりが苦手
◽️手先や体の動かし方が不器用
◽️お友達と上手に遊べない
◽️保育所・幼稚園・学校の先生から「ちょっと心配」と言われているけど…本当かなぁ?
◽️『発達障がいでは?』と言われたけど…どうしたら良い?
お子さんのこと、子育てのこと、”おしゃべり”しませんか?
『話して・聴いて』…“お母さん同士のおしゃべり”の中に、お子さんの成長を支えるヒントがあります♪♪
聴くだけでもOK! おしゃべり苦手なお母さんも気楽にご参加いただけます☆
是非、ご参加お待ちしています〜😊
日時:2016年11月30日(水)10:00−11:30
場所:@てらこやカフェ専念寺さん(松江市)
詳しい内容はこちら↓
https://riecs.net/news/
参加者の方の感想はこちら↓
https://riecs.net/services/#studymeeting
お問い合わせ↓
https://riecs.net/contact/
☆☆☆☆☆ブログ☆☆☆☆☆
「ハイハイは大事ですよ〜」
子育てをしておられるお母さんは
一度は聞いたことのある言葉だと思います。
でも、なぜハイハイが大事なのか
その理由はあまり知られていないように感じます。
子どもは、生まれてから1歳(歩く)までの運動の発達がとてもとても大事です。
(もちろん、その後も大事ですよ〜♬)
うつ伏せ〜寝返り〜ハイハイ〜おすわり〜伝い歩き〜一人で歩く〜・・・
動きの発達のポイントはいくつかあるのですが…
今回は「ハイハイ」について
近年、ハイハイをする期間が短かったり、ハイハイをせずに立ち上がったりするお子さんが増えてきました。
その理由は諸説ありますが…
例えば、家の構造の変化もその一つです。
昔の日本家屋は、広くて、段差があります。
移動するには、立って伝い歩きをするよりも、ハイハイする方が早く、広く移動できたり
段差を上り下りするためには、ハイハイの姿勢をとらざるを得なかったり
また、歩行器などの道具の進化も挙げられます。
特に、核家族のご家庭では、お母さんが料理など家事をしている間、
安全にお子さんを遊ばせるために歩行器を使う、という方も多いですね。
また、「早く歩き始めることが良いこと」
というように、「早くできた方が良い」という考え方も影響しているようです。
ですが、歩き始めるまでに12〜18ヶ月間かかるのには、意味があるのです😄
ハイハイ(四つ這い)の姿勢で、子どもたちは、手でも足でも体重を支えています。
手で体重を支える経験は、歩き始めたら殆どできません。
子どもは生まれた時には手をギュッと握りしめて生まれてきます。
そして少しずつ開いていきます。
四つ這いの姿勢で、体重を支えるためには、
肘を曲げずに腕を伸ばして
手を「パー」にして、指を広げています。
腕で体重を支えることで、肩や肩甲骨(けんこうこつ)の周りの筋肉が育ちます。
手のひらで体重を支えることで、手や指の筋肉も育ちます。
そうすることで、もう少し大きくなった時に…
例えば、黒板に文字を書いたり、教科書を持ち上げて本読みをしたり、というように
腕を空中で保つことができるようになります。
また、手や指の筋肉が発達するので、スプーン、お箸、鉛筆を持って操作するなど
手の細かい動きができるようになります。
(写真:お母さんがハイハイの期間を大事にされて、しっかりハイハイをして育った1歳9ヶ月のお子さん。スプーンの持ち方、使い方が上手です😄)
さらに…
ハイハイで移動すると、頭〜お尻〜足の先までと、体が少し横に長くなりますね。
ハイハイで前に進んでいる時には、お尻や足の先は見えません。
お尻や足の先の高さや位置を感じながら、移動することになります。
そして、机の下をくぐったり、角を曲がったりする時に
自分の体をぶつけないように、動かしていくことを学んでいきます。
このことは、歩き始めてからも
自分の体を上手に動かすことに繋がっていきます。
「ハイハイ」は、手を使ったり、体を使ったり、
大きくなってからの暮らしにも、とっても大事です。
でも…そんなこと言われても〜😢
もうハイハイの時期を終わっちゃった〜!!!
というお母さんも、ご心配されなくて大丈夫です💖
例えば…
公園の遊具や河原の土手で、斜面を下から上に登る時に、四つ這いの姿勢をとったり
雑巾掛けをするときに、四つ這いの姿勢をとったり
大きくなってからも、機会を作ることはできます。
私は、ハイハイの期間は短かったようですが…
小学校3年生の頃壁とタンスの間の隙間に手と足をかけて、
スパイダーマンのように上まで登って降りて…を繰り返していました。
当然、怒られましたが(笑)…結構長い間、やっていたように記憶しています。
四つ這いの姿勢ではないし、
厳密にいうと、この遊びは遊びで、
手足で体重を支える以外の意味もあるのですが、
でも、手や足で体重を支えながらする遊びでもありますね。
形を変えて、自分に必要な運動や必要な要素を取り入れながら
子どもは成長していくなぁ〜と常々実感しています。
ならば!
いま、ハイハイ期のお子さんは
適切な時期に、適切な動きを、楽しく真剣に、じっくりと
味わいながら、成長することも良いですよね♬
もちろん、ハイハイ期を過ぎているお子さんも
日常の暮らしの中には、体も、心も、頭も育てる要素がいっぱいあります。
ちょっとした環境の工夫が、子どもの豊かな育ちにつながります♬
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♪子育てを愉しむ おしゃべりカフェ9
おかげさまで…残席3名様です♬
対象のお子さんの年齢を変更しました‼︎
*おしゃべりカフェ :1歳半〜小学校6年生
*ひとこと相談カフェ:何歳でもOK!
誰かに相談したいけど、誰に相談して良いか分からないお母さんへ
◽️イヤイヤ期どうしよう?
◽️子育てに疲れてしまった…自信がない…
◽️育てにくさを感じている
◽️発達が気になっている
◽️落ち着かない・集中しにくい
◽️読んだり・書いたりが苦手
◽️手先や体の動かし方が不器用
◽️お友達と上手に遊べない
◽️保育所・幼稚園・学校の先生から「ちょっと心配」と言われているけど…本当かなぁ?
◽️『発達障がいでは?』と言われたけど…どうしたら良い?
お子さんのこと、子育てのこと、”おしゃべり”しませんか?
『話して・聴いて』…“おしゃべり”の中に、お子さんの成長を支えるヒントがあります♪♪
聴くだけでもOK! おしゃべり苦手なお母さんも気楽にご参加いただけます☆
是非、ご参加お待ちしています〜😊
日時:2016年11月30日(水)10:00−11:30
場所:@てらこやカフェ専念寺さん(松江市)
詳しい内容はこちら↓
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
お子さんとお母さんが、元氣に、笑顔で、希望をもって活きていかれますように☆
│更新日:2016年11月15日│