先日のブログ、「じっとすることが苦手」「椅子に座ることが難しい」お子さんのお母さんへ
の中で、「じっとすることが苦手」「椅子に座ることが難しい」理由の1つに
「感覚刺激に敏感」な場合があることを挙げました。
今回は、「感覚刺激に敏感」ってどういうこと?? というお話です。
私たちは、イロイロな「感覚」を受け取って生きています。
“五感”という言葉があるくらい、感覚は身近なものです。
例えば…
目(見る・見える)
耳(聴・聞こえる)
鼻(におう)
舌(味)
肌(触わる・触られる)
そして、“感覚刺激に敏感”というのは
例えば…
☆カメラのフラッシュが「とても、まぶしい」と感じる
☆運動会のヨーイドン!のピストルの音が「耳をふさぐほど、うるさい」と感じる
☆シャツのタグ(首のところにあるラベル)が「痛い」と感じる
多くの人にとっては、あまり気にならないこと(感覚)に対して
非常に敏感に反応することです。
ということは…
「じっとしていることが苦手」なお子さんの中には
☆たくさんの情報が目から飛び込んできて、目移りしてしまう
☆他の人が気にならない小さな音でも、気になって仕様がない
☆近くで人が動いたら、その空気の流れにゾワッとする
このようなお子さんが、おられるかもしれません。
このような状況だと、落ち着かないですよね😣
さわる・さわられる感覚=触覚に敏感なお子さんの中には
自分から「さわる」のは良いけど、「さわられる」のは苦手
特に、予想外にさわられることに
苦手を通り越して、恐怖感じるお子さんもおられます。
このようなお子さんは
我が家の、草だらけの畑には
入りたくないかもしれないですね〜😊
さらに、香りや味に対して敏感なお子さんは
食べられるもの、好みが限られてしまい
結果として「偏食」になってしまうこともあります。
ポテトチップスの製造工場の違いが分かるほど
味覚に敏感なお子さんもおられるようです。
(同じ味のポテチでも、製造工場が違うと、微妙に味が違うのですね〜)
このような感覚の敏感さを持っているお子さんに対して…
「我慢しなさい」
「気合いが足らない」
「大げさに反応している」
と理解して、関わってしまうと
お子さんとの間に、大きなズレが生じてしまいます。
普段は意識していない「感覚」
でも私たちは、必ず「感覚」を受け取って生きています
お子さんが、どのように「感覚を感じて、受け取っているのかな…?」という視点で見てみると
お子さんの行動を理解する糸口があるかもしれません☆
ちなみに…
感覚に「氣づきにくい」という、敏感とは逆のお子さんもおられます。
このお話はまた今度…
最後まで、読んでいただいてありがとうございました♪♪
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2016年9月30日(金)10:30−12:00 対象:小学校高学年のお子さんを持つお母さん
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作業療法士&グローアップクリエ−ター 引野里絵
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│更新日:2016年09月25日│