RICSブログ

共存・共生のヒントがあった!!

神楽甲子園を知っていますか…?

島根県の、特に西側(山口県に近い方)は、神楽が盛んです。
お隣の広島県も、神楽が盛んなようです。

私は、先日放送されたNHKの番組で初めて知ったのですが…
広島県安芸高田市で、高校生の「神楽甲子園」が毎年夏に開催されています。
全国から集まった15校が、それぞれの地域に伝わる神楽の舞を披露します。

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とても興味深かったのは…

順位をつけないこと

その理由は…

それぞれの地域が受け継いできた伝統に
順位をつけることはできないから

だそうです。

順位はつかないけれど、
神楽の魅力に引き込まれた高校生達は
真夏の暑い中、一生懸命、倒れそうになりながらも練習に打ち込んでいました。

 

そして、もう1つ

 

島根県からは15校中4校が出場。

そのなかに、浜田養護学校の名前を見つけました。

国体もオリンピックも、障がいのある人達の大会は別に開催されます。
それも意味のあることです。

ですが…
神楽甲子園は
障がいのある、なしに関わらず
同じ大会に、同じように参加する

それぞれの地域の伝統を大切に…それは、一人ひとりの持つ背景や文化と考えることも出来ます。
そして参加する全ての人が、自分たちを精一杯表現する

この神楽甲子園から
「共に存在し・共に生きる」「共存・共生」のメッセージを感じました。

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

お子さんとお母さんが、笑顔で希望を持って、人生を進んで行かれますように♪♪

 

☆RICSからのお知らせ☆    詳しい内容は ↓ 

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♪お母さんの心のデトックス 子育てを愉しむ おしゃべりカフェ7

 2016年10月5日(水)10:30−12:00    

 対象:お子さんが「言うこと聞いてくれない~😣」「どう関わったら良いんだろう??」と思っているお母さん

 

♪子育てを愉しむ ちょっと深いおしゃべりカフェ8

 2016年10月27日(木)10:30−12:00 

 対象:年長~小学校低学年のお子さんを持つお母さん

 

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作業療法士&グローアップクリエ−ター 引野里絵

活動エリア:島根県東部(松江・出雲・雲南・安来・奥出雲・飯南)/鳥取県西部(米子・境港)/広島県尾道市

感覚の刺激に「気づきにくい」と…どうなるの?

キンモクセイの季節ですね♪

キンモクセイの香りに氣づきましたか〜?
どう感じましたか?

良い香り〜☆
ちょっと苦手
氣づかなかった…

イロイロな方がおられると思います。

「良い」「悪い」ではありません

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先日より、「感覚」の受け取り方
特に、「感覚に敏感」をテーマにお話しして来ました。

【関連記事】
☆「感覚刺激に敏感」…どういうこと?
https://riecs.net/blog/140/
☆知って得する♪:「感覚に敏感」なお子さんの接し方
https://riecs.net/blog/149/
☆「キライ」を「楽しく」するヒント♪♪ ~泥遊び編~
https://riecs.net/blog/161/
☆「髪を洗うのを嫌がります」どうしたら良いでしょうか…?
https://riecs.net/blog/167/

 

今回は、逆に「感覚の刺激に気づきにくい」ことについて、お話しします。

 

もし、私たちが…
*誰かの足を踏んだ時
「あ!」と、それまで歩いていた時の違いに気づいて、足を引っ込める(そして、謝る)
 (足に体重をかけた時の硬さの違いとか、道とは異なる立体感とか…)

*昨日作った「おかず」を食べようとしたら…
「あれ!?」…ちょっと臭くなっている…と、匂いの違いに氣づく

*煮魚を口に入れたら
「あ!」と小骨に氣づいて取り出す

*火にかかったフライパンを触ってしまい…
「熱い!」と手を引っ込める

* つまづいて、グラッと姿勢が傾いたから
オットット…と手で支えたり
姿勢を立て直す

日常のこのような場面。
私たちは…
*誰かの足を踏んだ
*おかずの匂い
*魚と小骨の舌触り
*触ることが出来ない熱さ
*グラッと姿勢が傾いた

このような感覚を受け取り、
踏んでいる足を引っ込めたり
この「おかず」は腐っているから、食べるのをやめよう
転ばないように手をつく
など…
自身が受け取った感覚に「気づいて」
「適切な反応」をしています。

ですが…
このような感覚に気づけなかったり

気づくのに時間がかかるお子さんもいます。

そうすると…
*友達の足を踏んでいることに氣づかない ▶︎ 踏み続ける ▶︎ お友達とのトラブルへ
*腐っている匂いに氣づかない ▶︎ いたんでいる食物を食べる ▶︎ 体調が悪くなるかも…
*魚の身と骨の違いに氣づかない ▶︎ 骨を出さずに飲み込む ▶︎ 喉に骨が刺さるかも…
*フライパンの熱さに氣づかない ▶︎ 触り続ける ▶︎ 火傷する
*姿勢が傾いたことに氣づかない ▶︎ 転びやすい
という、「不適切」なことが起こります。
もちろん、感覚以外の理由もあり、複雑に絡み合っていることも多いのですが…

 

お友達の足を踏み続けるのは…

「イジワル」ではなく
「踏んでいる感覚に気づいていないから」
だとしたら…
「どうして、そんなことするの!」
と、叱るだけではなく

「そうか〜踏んでいることに氣づけていないんだなぁ」
と、そのお子さんの状況も理解した叱り方に
変わってくるのではないでしょうか…

お母さん、お父さん、先生方が
ご自身で「普通は…」と思っていることは
お子さんにとっての「普通」でないこともあります。

 

今の社会は
多様な特性を持つ人々が
多様な価値観の中で生きています

私たち大人が、自分たちの『普通』という概念を
少し広げて、お子さんに接すると…

自分の力を更に発揮して、

イキイキ・のびのびと生きる子ども達が増えると信じています。

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
お子さんとお母さんが、笑顔で希望を持って、人生を進んで行かれますように♪♪

 

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「髪を洗うのを嫌がります」どうしたら良いでしょうか…?

“髪を洗うのを嫌がるのですが、どうしたらいいでしょうか…?”
というご相談をいただきました。

お母さんは、髪を洗ってあげたい
きれいに、清潔に…という思いで一生懸命

一方…お子さんは、髪を洗うのを嫌がる

私は小さい頃は団地に住んでいたので…
お風呂の時間になると、イロイロなお家から
子どもの泣き声が聞こえていたなぁ〜という記憶があります。

今も昔も…髪を洗うのは
多くの子どもにとって
苦手なことなのですね☆

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今回は「髪を洗うのを嫌がる」理由について、考えてみたいと思います。

 

先日、数回に渡って、感覚のお話をしていたこともあり…
【関連記事】
☆「感覚刺激に敏感」…どういうこと?
https://riecs.net/blog/140/
☆知って得する♪「感覚に敏感」なお子さんの接し方
https://riecs.net/blog/149/
☆「キライ」を「楽しく」するヒント♪♪ ~泥遊び編~
https://riecs.net/blog/161/

そのお母さんは、お子さんの「感覚が敏感」なのかも…
と、イロイロ考えて、試されたそうです。

*できるだけ、顔に水がかからないように、洗面器でゆっくり流したり、流す位置を工夫してみたり…
*香り付きシャンプーは、フタを開けなくても、「目にしみる〜」と言って、苦手そうだったので
*無香料のシャンプーに変更されたそうです

お母さんの、柔軟性&工夫&行動力がステキですね〜♡♡

その結果…髪を洗わせてくれる日も増えたけど…
でも、やっぱりイヤがることが多い、ということでした。

そこで、「髪を洗う」作業を少し細かく見てみました。

髪を濡らす ︎▶︎ シャンプーをつける ▶︎ 洗い流す ▶︎ 拭く(タオル) ▶︎ 乾かす(ドライヤー)

いわゆる「髪を洗う」という言葉からイメージするのは
「シャンプーをつける ▶︎ ︎洗い流す」 でしょうか。

でも、髪を洗うのを嫌がる理由は、その前後にあるのかもしれません。

例えば…私の場合
顔に水がかかることはOKだったけど…
*母にタオルで髪を拭かれると、髪が引っ張られるようで、頭が痛い!
更に、タオルで拭かれる間
*体がグラグラ動いてしまい…
*母から「ちゃんと立ちなさい」と言われる
*そんなこと言われても…ちゃんと踏ん張って立つことが出来ない…
(私は、姿勢を保つことが難しい & 不器用

なので、髪を洗うのはイヤでした(笑)

ということで、私が、髪を洗うのがイヤだった理由
実は、髪を洗った後の「髪を拭く時」だったのです☆

そして、私の場合「感覚の敏感さ」に加え、
「姿勢を保つことの難しさ」にも理由がありました。

特に、小さなお子さんや、姿勢を保ち続けたり、バランスがあまり良くないお子さんの場合…
*頭をゴシゴシされる時、首や体がグラグラ動いて、不安定になっている
*立ったまま、目を閉じることが怖い
*頭を下に向けたり、頭の位置が変わることに不安
というお子さんもおられます。

他にも…
*顔に水がかかるのがイヤだ
*息が苦しい(お湯で流している間)
*シャンプーの泡が目に入るのがイヤだ
*髪を触られると、痛い
*シャワーから出るお湯が痛い
*ドライヤーの音がイヤだ
*ドライヤーの風がイヤだ …などなど…

嫌がる理由は、お子さんによって異なりますが…

「嫌がっている」ことの前後にしていることも含めて
お子さんの苦手なこと、でも頑張っていることをみてみる
どうしてあげたら良いか…解決の糸口をみつけやすいのでは、ないでしょうか♪♪

お話しできるお子さんには、「どうしてイヤなのか」聞いてみるのも良いです。
私の経験上、少なくとも3歳以上のお子さんは、何かしら自分の感じていること、思っていることをお話ししてくれます

【関連記事:椅子に座って作業をする為の「からだ」を育てよう】
https://riecs.net/blog/132/

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
お子さんとお母さんが、笑顔で希望を持って、人生を進んで行かれますように♪♪

 

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2016年9月30日(金)10:30−12:00 対象:小学校高学年のお子さんを持つお母さん

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