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発達凸凹:鉛筆ガリガリ・椅子ガタガタ…なぜ??

私は子どものころ「女の子なのに、お行儀が悪い」「集中力がない」と、叱られることが多かったです。

理由は、鉛筆をガリガリ噛んで、筆箱の中の鉛筆は、すべて芯が見えそうになっていたり、
授業中に椅子をガタガタさせて、ガタン!と大きな音を出して転んだりしていたからです。
授業中に転ぶことは頻繁だったので、「また…」と冷ややかな目で見られることもありました。

自分でも、「ガリガリもガタガタもやめよう」とは思うものの
無意識に鉛筆を噛んでいたり、椅子をガタガタさせてしまい、やめることは出来ませんでした。

なぜだろう…?とずっと思っていましたが
その理由は、作業療法士になり、感覚統合理論を学んで分かりました。

「脳が、ガリガリと噛んだり、ガタガタと揺れたりする感覚刺激を求めていたのだ!」

私は、覚醒が低いタイプです。
すぐに眠くなるし、どこでも眠れる、「のび太くん」のような感じです。

でも、授業中だし、起きていないといけない。
なので…脳が一生懸命起きている為に刺激を求めた結果が…
「ガリガリ」「ガタガタ」という刺激だったのです。
専門的には「ガリガリ」は「固有受容感覚」
「ガタガタ」は「前庭感覚」と言います。

「何でこんなことするの??」という理解しがたい行動も、実は理由があるのです!!

理由が分かると、お母さん、お父さん、先生方にとって理解し難い行動も
優しい目でみることができるのではないでしょうか…

発達の凸凹:私の小さい頃(1)

私は…
おそらく、育て難い、ちょっと変わった子どもでした♪

思い返すと…
イロイロ難しかったことがあります

☆姿勢が悪い☆
  背中を伸ばして座り続けること
  足をそろえて、椅子に座ること(膝が広がってしまう)

☆早とちり☆
  計算問題で、記号の勘違い・計算ミスが多い
  最後まで話を聞くこと
  問題文を最後まで読むこと
  じっくり考えること 

☆落ち着かない☆
  授業中は鉛筆をガリガリ噛む
  椅子を前後にカタカタ動かす

☆不注意☆
  忘れ物が多い
  壁や電柱にぶつかっていた 

☆不器用☆
  絵の具で色付け、習字、工作の出来上がりが雑
  イメージはあるけど、絵に表現が出来ない  

   道具を壊す(特に理科の実験)

☆その他☆
  左右が分からない
  部屋、引き出しの中はグチャグチャ

そして…
学校でも家でも 本当によく怒られていました(笑)

今では、笑い話に出来ますが
かなり大きくなるまで 「なぜ、自分は皆と同じことが出来ないのだろう…?」
と悩み、自分を否定してきました。

しかし…
大人になり、作業療法士として
子どもの発達に関わらせてもらうことで
自分と似た子ども達に たくさん出逢い
学ばせてもらいながら

子どもの頃からの「なぜ私は出来ないの??」 も
自己否定も解消されていきました😊

子どもの行動には必ず意味がある!

私の「なぜ…??」は
これから少しずつお話ししていこうと思います。

最後まで読んでいただいて ありがとうございました!!

 

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作業療法士&グローアップクリエ−ター 引野里絵

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